2010年5月22日土曜日

毎日新聞に掲載されました★

5月15・16日の金沢スタディーツアーの記事が毎日新聞に掲載されました。

ツアー:日朝関係テーマに石川の史跡巡る--名古屋の大学生ら /北陸

 名古屋市内の大学生らでつくる「日朝友好愛知学生の会」による「金沢スタディーツアー」がこのほど、石川県内で開かれた。北陸大の田村光彰教授(ヨーロッパ地域研究)の案内で参加者約15人が史跡を巡った。

 同会は、日本人と在日朝鮮人が日朝関係史などをともに学び交流を深めるのを目的に結成。今年4月から日朝関係をテーマにした学習会などを開き、今回初めて県外ツアーを実施した。

 ツアーでは、朝鮮戦争期に米軍の砲弾試射場が置かれ住民らによる反対運動「内灘闘争」の舞台となった同県内灘町の内灘砂丘や、上海であった日本軍記念式典で日本軍将校らを死傷させたとして拘束され、当時軍都だった金沢市に移送、処刑された尹奉吉(ユンボンギル)(1908-32)が埋められていた野田山の「尹奉吉義士暗葬之跡」--など5カ所を見て回った。

 この後、田村教授が金沢市長田本町の高麗文化会館で「日本の戦後責任を考える」と題して講演。教育や賠償などの分野で率先して戦後処理を歩んだ同じ敗戦国のドイツと比較し「戦後補償には事実認定、反省、謝罪、補償、繰り返さない努力の5段階があると考えるが、日本はまだ一つ目の段階にとどまっており不十分だ」と述べた。

 メンバーの高原さつきさん(26)は「金沢だけでもこれだけ朝鮮関係の史跡があることにまず驚いた。歴史を知らなければ忘れ去られ、“なかった”ことにされてしまう。ツアーで学んだことを、まだ知らない人に発信していきたい」と話した。同会では名古屋市内で6月に報告会を開く予定。【松井豊】

毎日新聞 2010年5月21日 地方版


近々写真つきでツアーのリポートもアップします!

(さつき)

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